◎オフセット印刷とは

１．印刷の仕組み
オフセット印刷とはアルミ製の平らな刷版を使用した平板印刷です。
水と油（インキ）が反発する性質を利用して、刷版の印刷部分には油（インキ）、
印刷しない部分には水分をのせることによって文字や模様が印刷されます。

①刷版のインキをブランケット胴に転写＝「オフ」
②ブランケット胴に転写されたインキを用紙に移す＝「セット」

２．色の再現方法、流れ
オフセット印刷の色は K(ブラック)、 C(シアン）、M(マゼンダ)、Y(イエロー）の各版で
印刷された色が重なり合うことで再現されます。

上記のように4色の掛け合わせではなく、特色で調合したインキを使用して
オフセット印刷する方法もあります。

3．オフセット印刷のメリットとデメリット

(1)メリット　

・コスト（多ロットの場合）
　数千個など、ロットが多い場合、印刷コストを抑えることができます。

・幅広い色表現
　他の印刷方法や箔押に比べ、4色の掛け合わせや特色で調合したインキを
　使用できるため、カラフルで幅広い色表現が可能です。

・細かな表現
　小さくて細かな文字や模様も他の印刷方法に比べて高い表現力があります。

・印刷スピード
　機械での作業になるため、印刷のスピードが速く、大量ロットにおすすめです。

(2)デメリット　

・高コスト（少ロットの場合）
　オフセット印刷機は、一般的なプリンター等と比べて大型で大掛かりな機械です。
　稼働させるためには様々なセッティングが必要となります。
　稼働後にも調整をしばらく行うため、生産分とは別で用紙などの材料が使用されます。
　そのため、少ロットの場合はコストがかなり割高となり、注意が必要です。

弊社では次のような提案をさせて頂いております。

・少数ロットの場合
　箔押しやシルク印刷をおすすめしております。

・大量ロットの場合
　価格を抑えたい場合はオフセット印刷、少し高級感を出したい場合は
　箔押しやシルク印刷をおすすめしております。

・複雑な模様や複雑な色の組み合わせをご希望の場合
　オフセット印刷での提案をさせていただいております。
　ロットが多ければ価格も抑えられます。

ボックスのご予算、数量、ご希望仕様に合わせてご提案可能です。

今後もボックスの製造に関係するテーマをブログで発信してまいります。
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