
第3回目は、東南アジアにあるベトナムをイメージしたチョコレートパッケージのデザインを紹介いたします。第1回目とチョコレート万博についての詳細記事はこちら
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– 多種多様な文化が混ざり合う魅力的な国 –
中国王朝の支配を長く受け、その後フランスの植民地となった歴史があることから
中国とフランス文化の影響を強く受けています。
ベトナムが建国されてから1000年以上の歴史がありますが、
長い間他国に支配されていた歴史的背景があり、各国の文化が混ざり合っていることが特徴です。
フランス植民地時代に建てられたゴシック様式の建築物、
中国支配の影響を受けた中国様式の建築物など数多くの建物がたくさん残っています。
– 農業大国 –
ベトナムは農業大国として知られており、コーヒー・米・ゴム・カシューナッツなどの
多くの農産物の主要生産国・輸出国となっています。
労働人口の40%以上が従事する重要な産業になります。

中国王朝の支配を長く受け、その後フランスの植民地となった歴史があることから中国とフランス文化の影響を強く受けています。
ベトナムが建国されてから1000年以上の歴史がありますが、長い間他国に支配されていた歴史的背景があり、各国の文化が混ざり合っていることが特徴です。
フランス植民地時代に建てられたゴシック様式の建築物、中国支配の影響を受けた中国様式の建築物など数多くの建物がたくさん残っています。
ベトナムは農業大国として知られており、コーヒー・米・ゴム・カシューナッツなどの多くの農産物の主要生産国・輸出国となっています。
労働人口の40%以上が従事する重要な産業になります。
ベトナム料理は中国料理とフランス料理の影響を強く受けており、米や麺・餅を食べる、箸や茶碗を使う、お茶を飲む、という文化は中国の影響。
フランスパンを食べる、コーヒーを飲む、という文化はフランスの影響になります。
五味 (塩気、酸味、辛味、甘味、コク)・五彩 (黒、赤、青(緑)、白、黄)・二香 (よい香り、香ばしさ)”は、ベトナムの食文化の特徴となっており、味覚・彩り・香り において全てを含みバランスの良いこと、という意味があります。


※今回はデザイン上チョコレートがパッケージに直接触れる様な仕様で作成しておりますが、現在弊社では食品が直接触れる様な仕様のパッケージの取り扱いはありませんのでご了承ください。
ベトナムの朝と夜の魅力的な世界観を感じられるパッケージ。
本体をアーチ状の形状にする事によって池や川を表現。取っ手を橋に見立てて、立体感溢れるパッケージにしています。
蓮の花や灯篭が橋の下を流れる臨場感を感じる事が出来ます。
トレイカラーは池や川の水を表現、水の色の違いによって朝と夜を感じられるようにています。
チョコレートやパーチメントカップを全てセットする事で、Vietnam Day&Nightの世界観が完成されるパッケージとなります。

早朝の蓮池を連想させるパッケージになります。
早朝に開花した蓮の花が広がる蓮池をコンセプトにしています。
ベトナム人の朝は早いので、活動的なベトナム人の朝という意味合いも兼ね備えています。
蓮を感じられる、さわやかなパッケージカラーにしています。
国民投票で国花として決定した蓮の花。 (しかし、法律で定められているわけではありません。)
蓮の花は早朝最もきれいに開花するとされており、昼過ぎには閉じてしまう性質があります。強い日差しを避けるために、花が少しずつ閉じ始め、夕方には花が完全に閉じてしまいます。
ベトナム人は朝早くから活動するのが特徴です。
農業が盛んな国である事・地理的な気候・ビジネスの習慣 (就業時間が早い) が影響しており、日中は気温が高くなるため、朝の涼しい時間帯に活動することが一般的です。
早起き・昼寝が文化的な習慣として定着しています。


灯篭の火灯りやランタンの灯りで照らされた、ホイアンの夜の街並みを連想させるパッケージになります。伝統的な風習である灯篭流しをコンセプトにしています。夜の幻想的な雰囲気を感じられるパッケージカラーにしています。
ベトナム中部にある世界遺産の町 ホイアン 。
” ランタンの町 ” として知られ、昼と夜の顔が異なるところがホイアンの最大の魅力となります。
ホイアンは歴史上日本とも深い関係を持ち、日本橋(来遠橋)は16世紀末頃に日本人が建造したとされています。
ホイアンでは旧暦14日の満月の夜にランタン祭りが開催され、祭りの夜は旧市街の電灯が消され、月明かりと無数のランタンやロウソクの灯りだけで街が照らされます。
夜になると観光客・地元の人が川岸でカラフルな紙で作られた灯篭(ろうそく入り)を購入し、願い事を込めて川へ流します。
灯篭流しはもともとベトナムに伝わる伝統的な風習で、精霊への感謝や自分の願いごとを託す意味合いがあるといわれています。
街全体がランタンの灯りで照らされ、幻想的な雰囲気に包まれます。


蓮の花をイメージしたチョコレート。パーチメントカップは蓮の葉を表現。
中心にある蓮の実は花托 [かたく] を表現。(※実際、蓮の花托のなかに蓮の実が入っています。)
早朝に開花した蓮の花びらを連想させるホワイトチョコレート仕様。

火が灯ったロウソクをイメージしたチョコレート。パーチメントカップはカラフルな灯篭を表現。
ココナッツドライフルーツをロウソクの芯に見立て、オレンジ着色した透明な飴で火明かりを表現。
夜を連想させるダークチョコレート仕様。
※残念ながら今のところ弊社ではチョコレートの製造、販売はしておりません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は南アメリカ大陸にあるブラジルをイメージしたチョコレートパッケージのデザインをご紹介いたします。
まだまだ続きますので、次回もお楽しみに!
