第4回 チョコレートパッケージ万博 ~ブラジル編~

アハイア・チョコ Arraiá Choco

第4回目は、南アメリカ大陸にあるブラジルをイメージしたチョコレートパッケージのデザインを紹介いたします。第1回目とチョコレート万博についての詳細記事はこちら

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ブラジルについて

多様で活気のある国

1822年ポルトガルより独立しました。キリスト教が主ですが、宗教、民族などとても多様な国で、様々な文化を受け入れ融合することに寛容的です。音楽・ダンスが生活に浸透しています。サッカーは単なるスポーツの域を超えた国のアイデンティティ的文化。お祭りも盛んで日本ではカーニバルが有名です。

農業大国

ポルトガル独立以前から現代に至るまで農業が盛んで、現在も世界有数の農業大国です。
コーヒー豆、オレンジ、サトウキビ、ピーナッツやイモ、トウモロコシなど様々な作物が世界トップクラスの生産量で、いずれの作物も長い農業の歴史があります。
ブラジルのコーヒー豆はとても有名です。

パッケージコンセプト

伝統的なお祭り
「フェスタ・ジュニーナ(Festa Junina)」のチョコ

「フェスタ・ジュニーナ」とは6月のお祭りという意味で、これは農村文化のブラジルの伝統的な収穫祭です。
16世紀~17世紀頃にヨーロッパのカトリック行事としてポルトガルから伝来し、農業と結びついて生まれたお祭りです。郷土料理と踊りを楽しみます。
カーニバルよりも伝統的な行事であり、村、街単位や学校での行事、各家庭で行われる行事として、より民衆の生活に浸透しています。
「Arraiá」とは「祭」という意味ですが、多くの場合「フェスタ・ジュニーナ」の事を指します。
お祭りでは、カラフルな三角旗をたくさん吊るして飾り付けをし、郷土料理と踊りを楽しみます。男性はチェック柄のシャツ、ジーンズ、麦わら帽子など女性はフリル付きドレスにエプロンなどの参加者は当時の田舎風スタイルに仮装する事も多いです。
最近は女性もチェック柄の衣装が多いようです。これらをモチーフに、パッケージをデザインし、田舎のレトロで懐かしいイメージを出しています。

「フェスタ・ジュニーナ」のイラストやポスターではレトロな色使いでデザインされている物もあります。本パッケージもそれらのイラストやポスターをイメージした色使いにしています。コーティングもマットPPでツヤを抑えたイメージです。

チョコレートについて

お祭りに出される郷土料理には、収穫されたトウモロコシによるスイーツやコーンスープ、ピーナッツのお菓子がふるまわれます。
本パッケージの中身であるチョコレートにもピーナッツとトウモロコシを用いたお祭りのイメージに合ったチョコレートを想定しています。

トウモロコシフレーバーのパソッカをベースに、上にピーナッツの欠片を乗せてチョコレートでコーティングしたお菓子です。

※弊社ではお菓子の製造、販売は行っておりません

次回予告

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
次回は北ヨーロッパのアイスランドをイメージしたチョコレートパッケージのデザインを
紹介いたします。
次回もお楽しみに!

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